【もう怖くない!】沈黙を味方にして会話が続かない悩みを解消する方法

今日、友達と御飯に行ったときに友達の友達が来ていてさ。
友達がトイレに行ったらめっちゃ気まずかったわ。
話す話題もないし、沈黙つづく・・みたいな
そういう時はどうすればいいのかなあ

aoiは沈黙が怖いんだね。
沈黙はそんなに怖がらなくてもいいんだよ。
沈黙にも意味があるんだよ
aoiのように、これまでに学校の友達、仕事の同僚、親戚やママ友との会話で
「会話が続かない・・・」
「何を話せばいいの?」
というピンチな状況になった方はたくさんいらっしゃると思います。
沈黙が怖くて焦って変な事を言ってしまい、場の空気が白けてしまったり、相手を質問攻めにしてしまったり・・。このような体験をされた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、心理学を学んだ私が心理面での解説を盛り込みながら、「沈黙を味方につけて会話が続かない悩みを解消する方法」をご紹介します。
この記事を読むと明日から沈黙を過度に恐れることなく会話を楽しむ事が出来るようになりますよ。
沈黙が気まずい場面
・あまり話をしたことがない後輩と部活の遠征でバスの席が隣同士になった
・マッチングアプリで出会った人や初めてのデートで自己紹介した後、話が続かず、沈黙になってしまった。焦って話をふったら余計気まずい空気が流れた
・エレベーターの中で違う部署の上司と二人になってしまった
このように日常の場面や初対面の人と会う場合に会話が続かずに沈黙が訪れてしまうことはよくある事です。一方、気の知れた友達や家族であれば沈黙があっても気になりませんよね。
まずはなぜ沈黙が怖いと思ってしまうのかその心理を探ってみましょう。
会話中の沈黙が怖いと思う人の心理
会話中の沈黙が怖いと感じるのは、意外と多くの人が抱える悩みです。沈黙が訪れると、場の空気が気まずくなり、どうしていいかわからなくなる
――そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
では、なぜ私たちは会話中の沈黙を恐れてしまうのでしょうか?この章では、沈黙が怖いと感じる人の心理について詳しく解説します。
沈黙が怖い人の心理は?
沈黙が怖いと感じる人は、「相手の反応を過剰に気にしている」心理状態にあることが多いです。
沈黙が怖いという人の多くは沈黙の間に心の中で次のようなことを思っています。
・黙ってたら面白くない人と思われているんじゃないかな?
・ちゃんと喋らないといけない・・。
・私が話を振らないから不機嫌になってるのでは・・
・何かしゃべってほしいと思っているだろうな
・この人つまらない人だなと嫌われないかな…
要するに、沈黙が怖い人は「嫌われたくない」「相手の顔色を気にしすぎている」という状態に陥っています。この心理状態が、沈黙を不安や焦りの原因にしているのです。
では沈黙があまり気にならない人はどのような心理状態なのでしょうか?
沈黙が怖くない人の心理は?
沈黙が気にならない人は相手の様子や気持ちを過剰に気にしていない、考えすぎていない心理状態にあります。
沈黙が気にならない人に次のような質問をしてみました。
Q「沈黙になった時どんな心境?沈黙の時間についてどう思いますか?」
A1. 少しは「何か話題はないかな?」と考えるけど、そのうち相手が話出してくれたらラッキーと思う。
A2. 話がなくなったら考えても出てこないし、仕方ないから諦める
A3. 沈黙が苦手ということはない、スマホを見たりしている。
A4. 話すの疲れたから休憩している
A5. 沈黙は一度立ち止まって考える大事な時間だと思っている。整理整頓の時間だから。
このように沈黙があまり気にならない人は「過度に相手の様子を気にしていない」ようです。
人の心理は本人にしかわからない
沈黙により「相手の気持ちが気になってしまう」場合は、人の心理は人それぞれである事を知っておくと沈黙を過度に恐れることはないということがわかりますよ。

下の写真をみてピンクのクマは何を考えていると思いますか?

何を話そうかと一生懸命考えているんじゃないかな。
皆さんはピンクのクマは何を思っていると思いましたか?
人によっては
「一緒に居られて嬉しいな」
「この後どこにご飯食べに行こう」
「めっちゃ気まずい」
と思っているかもしれません。
この様に人の心の中は人それぞれでどんなことを考えているかは本人でしかわかりません。正解はピンクのクマに聞かないとわからないのです。
つまり必ずしも沈黙の状態だからといって「この人つまらない人だな」とか「面白くない人だな」と思っているとは限らないんですね。
「人の心理は様々である」このことを大前提として知っておくと少し気が楽になりますよ。
沈黙が怖いと感じる理由の一つは、「相手がどう思っているか分からない」という不安にあります。
しかし、人の心理はその人にしかわからないものであり、沈黙の間に何を考えているかは人によってさまざまです。
相手が必ずしも否定的なことを考えているわけではないと知っておくと、沈黙に対する気持ちが少し楽になるでしょう。
沈黙にも意味がある。沈黙を味方にしよう
沈黙を味方につけるために沈黙の意味や効果を知っておきましょう。沈黙にもいくつかの意味があり、沈黙の意味を見ていくと、沈黙も必要だということに気づきますよ。
次に沈黙の意味と沈黙を味方にする方法
をまとめました。
沈黙の意味や効果とは?
沈黙の時間は自分の内面を見つめ、考えをまとめたり、相手の話を聞く姿勢を示す大切な時間です。
また、会話にメリハリを作ることでその後の会話を続けるという効果もあります。
考えをまとめる時間となる
沈黙の時間がある事で人は今までの会話の内容やこれまでの経緯などを頭の中で整理することができます。自分自身の心の中を洞察し、考えを深める時間となります。質問を考えたり、自分の意見を発言する為の大切な時間でもあります。
沈黙によって相手の話したいことを深く引き出すことが出来る
沈黙することで話し手はこれまで話していたことをより詳しく説明したくなる心理が働き、理解を促そうと考える為、より多くの情報が得られることがあります。
つまり、沈黙はより深く大切な話を引き出す効果をもたらします。
沈黙は相手が話したいことを聞く姿勢を意味している
相手の話を遮ることなく、沈黙して聞くことは相手を受け入れようとする態度となり、相手に安心感を与えます。お互いの信頼関係を築く上で大切な時間です。
会話のメリハリを作ることができる
沈黙の時間を作ることで緊張や集中をもたらします。同じペースで会話しているとどうしても集中力が途切れたり、別の事に気を取られることがあります。沈黙をとり入れる事で緊張感と集中力が生まれ、会話のメリハリを作ることが出来ます。
ちょっと会話を休憩する
そもそもずーっと会話を続けているなんて無理ではないでしょうか?日常生活でも長時間にわたって会話のやりとりをする場面ってあまりありません。会話にも休憩が必要なんです。
このように必要な沈黙を無理やり破ると相手が話そうと思っているタイミングを無くすことにもなりますし、考えをまとめる時間や会話のネタを探している時間を奪ってしまう可能性があります。
無理に沈黙を破るのではなく、相手の表情を観察したり、自分の考えや自分の心の中を洞察する時間にしてみてはいかがでしょうか。

沈黙の時間を自分だけのものではなく、相手との大切な時間だと思えると良いのかもしれないですね!
それでもふいに沈黙が訪れた時の対処方法と会話のネタ
沈黙は怖くないものとはいえ、ふいに沈黙が訪れた時には緊張してしまうものです。沈黙が長時間続いてしまうのも気になります。
次に沈黙が訪れた時の対処方法と会話のネタをご紹介します。
焦って変なことを言わないようにリラックスをしよう
ふいに沈黙が訪れた時はまずは意識してリラックスしましょう。焦って会話のネタを探す必要はありません。
沈黙を生じないようにと焦ってしまうと余計なことをしゃべってしまったり、思ってもいないことを話してしまうことがあります。
そして、焦る気持ちは相手にも伝わります。これを「感情伝染」と言います。感情感染とは身近にいる他者の心理を感じ取って、自分も同じような感情になる事をいいます。
たとえば、赤ちゃんが笑っているとこちらまで笑顔になりますよね?
このように感情は伝染するのです。
意識的にリラックスをして沈黙を楽しむ感覚を身につけられると相手にも楽しさが伝わるでしょう。
リラックスをする方法として簡単に出来るおすすめ方法をお伝えします。
・深呼吸をする
・ストレッチする
・周囲の景色をみる
・無理やり笑顔になる
このように沈黙が訪れた際は、意識をしてリラックスする事が大切です。
リラックスする事で余計なことを話してしまったり、思ってもいなかった事をしゃべってしまうリスクが減ります。
相手に焦りや緊張が伝わって気まずい空気が流れるリスクも減ります。

リラックス法はすぐに簡単にできることばかりですが、意外と効果がありますよ。
目の前に見える物を会話のきっかけにしよう
会話のネタは目の前に見える物や見える景色をきっかけにしてみましょう。
意識してみると、会話のネタは目の前にたくさんある事に気づきます。
たとえば、初めてのデートでこのようなカフェに入ったとします。目の前に見えるものを上げてみましょう。
・水色の壁
・窓からの日差し
・たくさんのグラス
・一人掛けのカウンターと2人掛けのテーブル
・白い天井
・花瓶の葉
最初に取り組むことはこれだけで十分です。
ですが、もし余裕があるのなら、+気持ちを付け加えましょう
・水色の壁+かわいいな
・窓からの日差し+明るくていい感じ
・カウンターの椅子+座りにくそう(笑)
このように目の前に見える物や景色を会話のネタにすると、会話を広げるきっかけにすることが出来ます。
先ほども述べたように人の感情は伝わります。楽しい気持ちでいると相手も楽しくなって会話が弾むでしょう。
キーワードを使おう
会話のネタのきっかけとして「たちつてとなかにはいれ」というキーワードを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
「たちってとなかにはいれ」の初めの文字から始まるキーワードを会話のきっかけにするものです。
日常会話でよく話題に出てくるキーワードをうと自然と会話を続けることが出来ます。
特に、初めてのデートやお見合いの場などの初対面の人との会話では役立ちます。
た→食べ物 例)好きな食べ物は?今朝何食べました?
ち→地元、地域 例)出身はどちらですか?
つ→通勤、通学 例)最寄駅はどこ?
て→天気 例)今日は寒いですね
と→富(景気) 例)野菜が高くて困りますね
な→名前 例)学生時代のニックネーム何?
か→体 例)何かトレーニングしてますか?
に→ニュース 例)今朝の事件のニュース見ました?
は→流行り 例)今流行っている○○って知ってる?
い→異性 例)好きな芸能人は?
れ→レジャー 例)連休はどこかに行きましたか?
このように会話のきっかけになる「たちつてとなかにはいれ」は比較的会話が広がりやすい日常にあふれた話題のキーワードです。会話のネタが思いつかない時に使ってみると良いでしょう

”たちつてとなかにはいれ”でも内容によっては会話が広げられないものもあるな。
例えばニュースの話とか地元の話をされても私なら「へー」で終わってしまうよ。
私は食べ物の話なら広げやすいかな。

人によって使いやすいワードと使いにくいワードは違うよね。
自分自身が使いやすく、話題が広がりやすいワードを見つけると良いね
くすっと笑える失敗談
自分の過去の失敗を話すことで、相手との距離が縮まったり、共感を得られるといった効果があります。その効果で自然と会話が続けられるようになります。
人の失敗談を聞くと「そんな話しても良いんだ!」「同じような失敗したことある!」と思いますよね。
相手も同じような失敗談を話す機会となり会話が広がります。
また、くすっと笑える話は場の雰囲気を和ませて、緊張を解きます。緊張が解けると気まずい空気もなくなりますね。
ただし、くすっと笑える失敗談は次のような内容は避けた方が良いでしょう。
嫌な気持ちになる可能性が高いからです。
避けた方が良い失敗談
くすっと笑える失敗談は、誰が聞いても嫌な気持ちにならない、安心な話にしましょう。
過去のくすっと笑える失敗を話すことはお互いの緊張を解き、相手の話を引き出す効果があります。
言いたくないような大失敗じゃなくてもいいので、くすっと笑える失敗談を話題にすることで沈黙を回避し、会話を楽しみましょう。
ここまではふいに沈黙が訪れた時の対処方法と会話のネタについてお伝えしました。
ふいに沈黙が訪れた時はまず、リラックスをすることが大切です。緊張していると相手にも伝わり、余計に気まずい雰囲気になってしまいます。
次にリラックスして会話のネタを探してみましょう。会話のネタは目の前に見える物や見える景色に感情をプラスして伝えることで会話が広がります。
自分が使いやすい会話のキーワードを見つけておくことも会話のきっかけを生む1つの手段となります。
そして、くすっと笑える失敗談も相手との距離を縮めて、会話が広がりやすい会話ネタです。
会話を無理なく続けるために今日からできるおすすめの3つの習慣
ここまでの記事で沈黙を過度に怖がらなくても良いことが理解できたかと思います。
また、会話のネタや沈黙が訪れた時の対処法についてもお伝えしてきました。
ここからは沈黙を味方にして、会話が続けられないとお悩みの方に無理なく会話を続けるために日々できることをまとめています。
目の前に見えるものを言葉にする。(初心者さん難易度★☆☆☆☆)
前述したように、目の前にあることをまずは言葉にする練習をしてみましょう。
そすることで自然と会話の話題が見つかります。
何気なく毎日を過ごしていると、目の前にあるものが実は見えていないことが良くあります。
会話の上手な人を観察しているといろいろな事に目を向けています。
私の周辺の会話上手な人を改めて観察してみると下記のようなことを話題にしていました。
例)
・さっき歩いていた人が持っているカバンが〇〇というブランドのバッグでかわいかった
・電車から景色を見ていたら山の葉が紅葉していて「もう秋だなあ」と思った
・電車の中で化粧をしている人がいた。恥ずかしくないのかなーと思った
・さっきすれ違った人、タレントの〇〇さんに似てなかった?
この様に目に見えることを話すだけで、ちょっとした会話のきっかけになりそうですね。
一つ一つの物事をしっかり意識することで会話のネタは日常に溢れています。少し意識を周囲に向けてみて目の前にあるものを会話のきっかけにしてみると自然と会話が続くでしょう。
自分の事を話す練習をする (初心者さん難易度★★☆☆☆)
自分の事、たとえば経験や気持ち、考えを人に話す練習をしてみましょう。そうすることで会話が広がり、会話が続けられない悩みが解消していきます。
自分の事を話すことを「自己開示」といいます。
自分の生い立ちや趣味などを話すことも自己開示の1つです。
また、人は相手に何かしてもらうと同じことをお返ししたくなる心理が働きます。
これを「返報性のルール」と言います。
自己開示をすること相手の緊張や警戒心を解き、相手も自分のことを話したくなります。
まずは自分自身の事で話せる内容を見つけてみましょう。
例えば
・昨日見たテレビの事・好きな映画のこと
・好きなスポーツの事
なんでもいいです。
その時に気持ちも伝えてみましょう。
例えば、楽しかった、嬉しかった、寂しかった、悲しかったなどです。

普段の会話の中で自分の気持ちってあまり伝えないので練習がいるかもしれませんね。
少し意識して自分のことを話してみると会話のラリーが続き、会話が続けられない悩みが解消していくでしょう。
もちろん、無理に話したくない人に話す必要はありません。この人には話しても良いなと思える人に試してみましょう。
積極的に聞く (初心者さん難易度★★★☆☆)
積極的に相手の話を聞くことで相手が心を開いて話をしてくれるようになります。「あなたの話を聞いてますよ」という態度を示すことで会話が続くようになり、会話が続かない悩みが解消していくでしょう。
「積極的に聞く」とは心理学の言葉で、アクティブリスニングといいます。
アメリカの心理学者カールロジャースが提唱したコミュニケーション技法で、心理カウンセリングでも使われる技法です。
相手が話すことを「へー」「そうなんだ」とただ聞くだけではなく、「この人はどんな気持ちで話しているんだろう?」「この人はどうしてこの話をしているんだろう」という気持ちで聴くというものです。
アクティブリスニングを行う事で相手は「自分は信頼されている、受け入れてくれている」と感じることができます。
心理カウンセリングの場面で使われるような本格的なアクティブリスニングではなく、日常会話で取り入れる方法をお伝えします。
1.相手の話を集中して聞く → 自分の考えや体験、意見は横に置いておきましょう
2.否定しない、アドバイスしない → 相手の話を肯定的に受け止めましょう
3.態度で共感を示しましょう。 → 目を見る、声のトーンを合わせる、うなずくなどのリアクションをとりましょう。
積極的に相手の話を聞くこと、つまり自分のことを横に置いておき、相手の話を心から聞くという態度が、相手の心を開き自然な会話を生み出します。
まとめ
今回の記事をまとめました。
会話中の沈黙が怖いと思う心理
相手の顔色や気持ちを過度に気にしすぎると沈黙が怖くなってしまいがちです。
人と自分が思っていることは違うこともあるんだと理解すると気持ちが楽になります。
沈黙にも意味がある。沈黙を味方にしよう
適度な沈黙は自分の考えをまとめたり、意見を考えたりするために必要な時間です。
沈黙の意味を知ると沈黙も怖くなくなりますね。
それでもふいに沈黙が訪れた時の対処方法と会話のネタ
沈黙を回避して自然に会話を続ける方法をご紹介しました。
自分が取り入れやすい対処方法と使いやすい会話のネタを見つけて今日から会話を楽しみましょう。
会話を無理なく続けるために今日からできるオススメの3つの習慣
沈黙に慣れることも会話を続けることもどちらも慣れが必要です。おすすめの習慣を一つでよいので行ってみましょう。最初は「これなら簡単!」と思えることをやってみることが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ぜひ明日から何か一つ実践してみて、会話を楽しいものにして頂ければ嬉しいです。

私は”明日から目の前のものを言葉にする”を実践しようと思います!

最後に、今回の記事をもっと深く知りたい人にお勧めの本をご紹介します!
とても読みやすく、わかりやすい内容です。
明日から使える人と話すコツがたくさん載っています。
130万部売れているロングセラー本です。
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